WebQueryと技術支援で既存システムと同様の帳票作成を実現
株式会社 SEB Professional様
常にトレンドを意識し、多様なデザイナーを起用してデザイン面に力を入れているだけでなく、耐久性の向上から自社で素材開発も行うことで、より安全でハイクオリティな製品を株式会社 SEB Professionalは作り続けている。
- 背景・課題
- 帳票出力までにコストがかかっている
- ESCORTに蓄積されたデータの検索
- 既存システムのEOS
- 導入ポイント
- 簡単に帳票出力が行える操作性
- ESCORTとの連携事例があったこと
- 効果
- 帳票出力時間を短縮
- BIを使うための教育時間を短縮
システムのEOSによる再構築に伴い、BIツールの選定を開始
株式会社 SEB Professionalは従来、Accessをベースに取扱商品のアフターサービスの状況を把握するためのシステムを構築していた。そのシステム内で蓄積された情報を抽出する仕組みとして自社で開発した独自のツールを利用していたが、システム管理面でコストがかかる、OSバージョンアップやシステム刷新時に融通がきかない、という課題があった。
その後Accessのサポートが終了するのをきっかけにシステムの再構築プロジェクトがスタートした。まずメインシステムにアフターサービス支援システムとして実績豊富な横河ソリューションサービス株式会社の「ESCORT」※が採用され、システムの基盤が固まった。その後「ESCORT」内で蓄積されたデータから情報を抽出するBIツールの選定が開始された。
- ESCORT(エスコート)は、横河ソリューションサービス株式会社が開発・提供する保守・修理サービス業務向けシステムパッケージです。詳しくは、当該企業のホームページをご参照ください。
操作性の良さと今後の拡張性からWebQueryを採用。ESCORTと連携した実績があった点も評価
営業・マーケティング本部 東日本営業 第1営業部マネージャーの太田丈之氏がBIツール選定採用の背景を聞かせてくれた。
「採用の条件は大きく2つでした。まず1つ目に蓄積されたメンテナンスの情報が簡単に抽出できる様な操作性を持つツールであること、そして2つ目に製品として汎用性・拡張性があり、システム更新にも柔軟に対応できるツールであること。この2つをクリアしている製品ということで、WebQueryを紹介していただいたのが採用のきっかけです。」
また太田氏は採用の決め手を次のように語った。
「決め手は、メインシステムであるESCORT上のデータを検索するツールとしてWebQueryに実績があったこと、デモで確認した操作性や年1回バージョンアップを実施している純国産のBIツールということで操作性や今後の拡張性に期待が持てたことが後押しになりました。さらにESCORTを取り扱っている横河ソリューションサービスのご担当者がWebQueryについて良くご存知だった点も大きな理由です。その他のBIツールは価格が高かったこともあってあまり検討しなかったのですが、サポート体制も含めて安心してWebQueryを採用しました。」
きめ細かな技術支援により、既存システムと同様の帳票をWebQueryで実現
太田氏はWebQuery導入に当たり、まず最初に考慮しなければならなかったのが以下の課題であったと語る。
「基盤自体が大きく変更されたこともあり、旧システムで作成していた帳票を新システムでも同様に出力する、という事が簡単に実現出来るのか課題が残っていました。こういった状況を受けて、システムコンサルタントにWebQueryのスキルトランスファーと帳票作成の依頼を実施しました。」
依頼を受けたシステムコンサルタントは週2回常駐し、WebQueryの使用方法のレクチャーや帳票作成を実施して期限内にシステムを公開できるようにサポートを行った。まずは依頼があった帳票をWebQueryで作成できるか調査を実施、その後元々出力していたメンテナンスの履歴情報や取扱部品の在庫情報、お客様との契約情報といった様々な帳票を1つずつ作成していった。またWebQueryの操作手順について理解していただくため、お客様の環境上で数回に渡り勉強会を実施した。
太田氏は技術支援の効果をこう話す。
「単純に出力したい帳票を作成していただいただけでなく、セミナーの様な形式でメンバーにWebQueryのレクチャーをしていただいた。これにより社内のWebQueryのリテラシーが向上して帳票作成の生産性も向上した。技術支援を依頼して良かったと思います。」
プロジェクト途中参加のメンバーでもすぐに使える操作性、今後はWebQueryで更なる業務効率アップを目指す
太田氏は導入の効果を次のように述べた。
「プロジェクトの新規メンバーがWebQueryを使う事があったのだが、簡単に帳票を作成出来たことに驚いた。個人の技量もあるかもしれないが、帳票作成までの操作性が良いのだと思う。また以前は大量に蓄積されたトランザクションデータから2次加工してデータを切り出していたが、WebQueryであればデータベースに項目さえあればすぐに利用できるので、2次加工する手間が省けてデータを抜き出す処理が大幅に短くなった。」
また太田氏は今後の活用を語ってくれた。
「情報系の移行という観点ではプロジェクト自体は収束している。今回のプロジェクトを受けてWebQueryの機能が色々分かってきたので、レポーティング機能やその他帳票作成の機能を使って今まで以上に業務効率を上げていきたい。例えば部品の在庫管理では更に過去の状況を細かく分析し、倉庫に持つ部品の量を減らしてコスト削減を目指していく。」
会社概要
株式会社 SEB Professional
営業・マーケティング本部 東日本営業 第1営業部 マネージャー
太田 丈之 氏
設立: | 1961年7月18日 |
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本社: | 東京都中央区築地5丁目6番10号 浜離宮パークサイドプレイス 13階 |
資本金: | 5,000万円 |
URL: | https://www.wmf-japan.co.jp/ |
ユーザー: | 各エリアの責任者、契約担当の方々 |
サーバー: | Windows Server 2012 |
導入DB: | Oracle 11g R2 |