データを使いやすく加工してユーザーへ提供

バルク物流関連の情報通信業におけるWebQuery活用事例をご紹介いたします。

現場に近い業務でWebQueryを活用

本日はよろしくお願いいたします。まず御社の事業内容を教えていただけますか?

KSC

バルク物流系
SIer

弊社は母体である石油やガスを運ぶバルク物流(※)会社とそのグループ会社のシステム管理・インフラ管理を行っています。社内の基幹システムの提案・開発・保守などの部分を行うのが主な業務です。

またWeb上でお客さんに注文を入れてもらったり、協力する別の運送会社に仕事を依頼する際に配送や運賃の内容などを連携するのに使えるバルク物流用の統合システムパッケージを開発しています。

※バルク物流
タンクローリーやパイプなどを使い、液状・粉末状のものを梱包しない状態で運搬する物流形態。

WebQueryはどのようにご使用いただいているのでしょうか?

KSC

バルク物流系
SIer

WebQueryを使って基幹システムにあるデータベースのデータをユーザーが使いやすいように加工して提供しています。さまざまな項目に実際の業務で使いやすい項目名を付けたり、目的によってはそれらを要約したデータ(別途他のプログラムを間に挟んで集計したデータ)もWebQuery上で公開しています。

エンドユーザーの方々は自由検索を使うのではなく、御社で作成された定型処理を使ってデータを抽出しているんですね。

WebQueryを使ってユーザーの方々はどのようなデータを確認しているんですか?

KSC

バルク物流系
SIer

収支や予算の分析を行ったりもしますが月単位・年度単位でなので、WebQueryの利用頻度としては現場に近い業務での利用が多いですね。

エンドユーザーが確認しているデータは大まかに日々の実務的なデータと実績データといったものに分けられます。

実務的なデータは出入りの業務、例えば輸送に使うトラックやコンテナなどがどれだけ使われているか、といったデータです。実績データはどこに何を運んだか、それに対しどれだけ請求が発生しているかといったものですね。

これらを抽出して荷物を運ぶのに何がどれだけ使われているのかチェックしたり、実績をまとめて帳票を作成してお客さんへ提供したりしています。特に月初めは請求業務を行う際に実績を見るため、WebQueryの使用頻度が高くなる傾向があります。

バルク物流系SIerにおけるWebQuery使用イメージ

WebQueryはエンドユーザーの日々の業務で頻繁にご使用いただいているんですね。

情報システム部の方からみて、WebQueryの使い心地はいかがですか?

KSC

バルク物流系
SIer

SQLを書きなれた身としては定型処理を作成する際によく使うのはSQLエディターなんですが、SQLエディターだと細かい調整もすぐできるので使い勝手は結構いいですね。

ありがとうございます!

KSC

データが加工しやすく、柔軟に使えるツール

御社は20年近く前にWebQueryを導入していただきましたが、導入の経緯について伺ってもよいですか?

KSC

バルク物流系
SIer

だいぶ前の話になるので参考になるか分かりませんが(笑)、大きな経緯としては当時オフィスコンピューター(※)のシステムを使用していたんですね。しかしそのシステムには任意のデータを検索する機能がなかったため「マスターのリストが欲しい」、「こういう帳票が欲しい」という要望に対し一個一個コーディングしてプログラムをつくる必要がありました。

※オフィスコンピューター
企業などの事務処理用途に特化した中型コンピュータ。

当時は欲しいデータを抽出するためにものすごく手間がかかっていたんですね…。

KSC

バルク物流系
SIer

そこでクライアントサーバ系に変更することが決まりました。

また当時は何かを確認するのに紙出しをしていたのですが、それをやめて画面上でみたり、Excelに連携してExcelで加工したいという要望もあり、データを加工して汎用的に使えるツールを探していたところWebQueryに出会いました。

WebQueryの導入を決めたポイントは何だったのでしょうか?

KSC

バルク物流系
SIer

データを加工しやすかったのと柔軟に使える点、あとは当時使っていたデータベースとの親和性などが決め手でしたね。

WebQuery導入前後で生じた変化やメリットはありましたか?

KSC

バルク物流系
SIer

例えば東京と九州のように離れた地にデータを連携するのに紙ベースで出しているとFAXや郵送などの手間や時間がかかっていましたが、Webでデータベース化されたので離れた地でも素早く手間なく同じ情報がWeb上やメール送付でみれるようになりましたね。

そのため保守やメンテナンスの時間を以前より確保できるようになりました。導入以前は弊社がデータを出さないとエンドユーザーの業務が滞ってしまうことから日中はデータ抽出に追われ、夜にならないと自分たちの仕事ができなかったのですが、定型登録しておけばエンドユーザーがデータを抽出できるようになったのは当時大きな変化だったと思います。

WebQueryの導入でデータ抽出の依頼が減り、システムの保守やメンテナンスといった本来の業務に時間を割いて取り組めるようになったんですね。

長年WebQueryをご使用いただいている理由を伺ってもよろしいでしょうか?

KSC

バルク物流系
SIer

出会いがよかったんだと思いますね。

グループ会社の新しい要件や新しい業務によってシステムが膨らんできており、そこに対しWebQueryを使ったりしているので使い慣れてきた部分もありますが、ないと困るような製品になっています。

これだけ長く使っていると「WebQueryでこれもできるね」ということが見えてきて新しいことにも柔軟に対応できますし、「WebQueryでやってみよう」と思わせてくれる製品だなと思います。

他社の製品も使っていますが、20年近く使っているとどうしてもデータボリュームが増えてきて処理に時間がかかったり回り切らないものが出てくるのですが、そういったものに対してWebQueryの方がスピーディーに実行できるので助かっています。

業務やシステムの変化に柔軟に対応しつつWebQueryをご活用いただいているようで大変うれしく思います…!

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

KSC

バルク物流系
SIer

世の中の変動が激しい中で、ミクロの部分の様々なデータを求められ、今までの尺度がどんどん崩れていっているような印象があります。そのため「会社として何をしたいのか/どんなデータみたいのか」を今一度考え、データの捉え方を整理して、基盤を整え再構築していく必要があるのではないかと感じています。具体的に言うとこの1~2年で働き方、仕事のあり方が大きく変わってきていて、以前のものさしが通用しなくなっているため、会社としてどうしたいのかをシステムやデータで追随していく、ということをやっていかなくてはいけないと感じています。

確かに世の中の激しい変化に伴いデータの重要性はますます高まっていきそうですね。KSCとしてもお客様のニーズに合った製品を今後も提供し続けたいと思います。

本日は貴重なお話、ありがとうございました!

KSC

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